オファー面談では面談の目的を確認したうえで、提示条件と入社後の仕事について分からない点を尋ねます。

配属予定が口頭でしか説明されていないときは、制度は人事、最初の担当業務は現場へ分けて質問できます。誰が回答できる内容なのかを考えておくと、その場で答えが出なかった質問も次の確認につなげられます。

この記事では架空例で質問と回答の記録を示し、書面と照合して次に確認することを決めます。

面談の目的と受け取れる資料を確認する

面談名だけで「選考は終わっている」「給与はこの場で変更できる」と判断せず、案内を読みます。説明を受ける面談なのか、選考上の確認が残っているのかが分からなければ、採用担当者へ先に尋ねてください。

リクルートエージェントの転職活動の流れは、雇用条件をすり合わせるオファー面談が承諾前に行われる場合と、入社意向や不安の確認を目的に承諾後に行われる場合を紹介しています。自分の面談がどちらに当たるかは企業の案内で確かめます。

条件の書面を事前にもらえるなら、面談までに読み、不明な箇所へ印を付けておきます。まだ届いていない場合は、面談時に受け取れるか、いつ提示される予定かを確認しましょう。求人票や面接のメモも手元に置くと、以前の説明と比べて質問できます。

制度の確認と実際に任される仕事の質問を分ける

人事担当者には賃金や勤務制度、契約上の条件について尋ねます。現場の責任者には最初に任される仕事や、一緒に働く人との分担を確認します。ただし担当者によって回答できる範囲は異なるため、必ずその場で答えてもらえるとは限りません。

確かめたいこと質問の例回答する相手の確認
賃金の内訳月給に含まれる基本給と手当の内訳を教えてください人事など条件を説明する担当者
配属と最初の仕事配属予定のチームと入社後3か月で担当する仕事を教えてください配属先の責任者、又は確認を依頼する採用担当者
期待される成果最初の業務をどの時点で、何を基に評価する予定でしょうか上司となる予定の人や評価制度の担当者
業務を進める体制分からないことを相談する相手と業務を引き継ぐ期間を教えてください現場の担当者

すべての質問を均等に並べるより、承諾するかを左右する不明点から聞きます。配属先が決まっていないこと自体が問題なのか、それとも希望と異なる配属の可能性を受け入れられないのかを、自分の中でも分けておきましょう。

口頭の配属予定を質問と回答の記録へ変える例

次はすべて架空の設定です。候補者は営業事務として内定し、面接では「営業企画チームで受注管理の改善をお願いしたい」と聞いています。提示書面には職種が営業事務とありますが、チーム名と最初の担当は書かれていません。

候補者は改善業務だけを任されると考えていました。しかし、通常の受注処理も担当するのかが分からないため、面談で次のように尋ねます。

面接では営業企画チームで受注管理の改善を担当すると伺いました。入社直後は通常の受注処理と改善業務をどのように分担する予定でしょうか。最初の3か月で期待されることも教えていただけますか。

現場担当者からは「当初は受注処理を覚え、業務の流れを理解してから改善案を出してほしい。時期と担当件数は入社後に調整する予定」と説明されたとします。

この回答から「3か月で改善成果を出すことに合意した」とは記録できません。確認できたことと未確認を次のように分けます。

項目面談後の記録
配属予定営業企画チームとの説明。最終決定の時期は未確認
最初の担当まず受注処理を覚え、その後に改善案を出す予定
未確認通常業務の担当件数、改善へ使える時間、評価時期と基準
次の確認現場責任者へ業務配分の見込みを尋ね、人事へ配属予定の確定時期を確認する

自分の状況に置き換えるのは、面接で聞いた仕事と実際に確認したい担当範囲です。回答が「予定」なら予定として残し、決まっていないことを確定条件へ書き換えないでください。

回答を条件書面と照合し、残った質問の回答日を決める

面談では口頭説明をメモし、受け取った書面の該当箇所と照合します。書面にある事項と説明が違う場合は、どちらを自分の条件として理解すればよいか確認します。口頭説明が契約条件としてすべて保証されたとも、書面にない説明は一切関係しないとも決めつけません。

たとえば「配属は営業企画チームを予定。ただし決定は11月10日」と説明されたなら、配属が決まる日を回答期限と比べます。回答期限が先に来る場合は、何を未確定のまま判断することになるかを企業へ伝え、確認や期限調整を相談できます。

面談後に送る確認の例です。

本日のお話では、当初は受注処理を担当し、業務を覚えた後に改善案を出す予定と理解しております。配属先の最終決定時期と最初の業務配分についてご確認をお願いできますでしょうか。内定の回答期限は11月8日と伺っているため、それまでに確認できる内容も教えていただけますと幸いです。

送信したことと合意が成立したことは別です。企業からの返答を読み、訂正があればメモと比較表も更新します。質問に対する回答がないまま「おそらく希望どおり」と補わないでください。

給与や勤務地などの正式な条件を読む際は労働条件の書面を読み、未確定事項を確認する方法で確認箇所を整理できます。面談後は自分が重視する条件に答えがそろったかを見直し、残った質問を誰へいつまでに確認するか決めましょう。

先に知っておきたい内定後の条件確認から承諾・辞退までの進め方面談で確認した内容を内定への回答までの作業へつなげられます。